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フェニックスリゾートで料理人初の執行役員になった総料理長 深水政信(ふかみ・まさのぶ)さん

2019年5月1日
 「料理人の役員登用が一度きりにならないよう、職を全うして次世代にバトンを渡したい」。柔和な笑みを浮かべながらも、約120人の調理スタッフのトップとしての強い決意を口にした。

 熊本県水俣市出身。高校時代に見たテレビドラマ「天皇の料理番」で料理人に憧れ、高校卒業後調理の道へ。神戸市のホテルにあったフランス三つ星レストランの支店や、独立して同市内で営んだ洋食店で腕を磨いた。シーガイア全面開業直前の1994年9月、フェニックスリゾートに入社。ホテルオーシャン45(現シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート)の鉄板焼き店など各店で経験を積み、2011年9月に総料理長に就任した。

 「叱るときは個別に、褒めるときは皆の前で」を徹底し、モチベーションを高める指導に力を入れる。「人を育てるのは会社への恩返し。新鮮な食材に最小限の手を加え、最高においしくできるプロの料理人を育てたい」と意気込む。

 昭和天皇と上皇となった前天皇陛下、新天皇陛下に料理をお出ししたのがささやかな自慢。「昔憧れた『天皇の料理番』に一瞬でもなれた気がした」と笑う。このほかラグビー日本代表やプロ野球・福岡ソフトバンクホークスの選手たちに食事を提供したことも。

 総料理長となって包丁を握る機会が減った分、自宅で腕を振るうが、子どもが幼稚園生の時に3段の重箱を使った遠足弁当を作り、「張り切り過ぎて先生を困らせた」。宮崎市内に妻と義母、高校3年の長男(17)、同1年の次男(15)と暮らす。57歳。

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