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日本養鶏協会で輸出部会長を務めるアミューズ社長の 赤木八寿夫(あかぎ・やすお)さん

2019年3月24日
 上智大を卒業後、米国で経営学修士(MBA)を取得。養鶏家としては異色の経歴の持ち主だ。「養鶏を製造業にしろ」という父紀元さん(アミューズ会長)の教えもあってのことだった。

 当初は1年間の語学留学だけの予定だった。だが、「手ぶらで帰ったらもったいない」と、ウィスコンシン州立大でMBAを取得した。

 国内の養鶏業者数は後継者不足や集約による大型化で減少傾向にあり、「経営者でなければ生き残ることはできない」と言い切る。

 2006年に社長に就任すると、徹底したデータ管理とコスト計算といった効率化のほか、規模拡大により、グループの売上高を110億円まで成長させた。日本養鶏協会随一の欧米通であることも買われ、17年6月に輸出部会長に就任した。

 鶏卵輸出は成長性が高い分野。鶏卵の輸出量は2017年の4千トンから、19年は1万トンを超える見込みだ。背景には「香港やシンガポールですき焼きや卵かけご飯の人気が高まっている」ことがある。「国産の鶏卵は衛生面や品質で国際競争力が高い。日本食と一緒に海外に売り込める」と自信を見せる。

 今年1月には日本養鶏協会と国際養鶏協議会が共同で設立したアニマルウェルフェア(動物福祉)対策協議会の副委員長にも就任した。「欧州勢は動物福祉を世界基準にすることで、価格や衛生面で勝る日本産をけん制しようとしている」 年間80~100日は欧州で先進技術や動向を学ぶ。日向市出身、日向高卒。都城市在住の47歳。

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