ホーム ひと

県男女共同参画センター所長に就任した 山田成美(やまだ・なるみ)さん

2018年7月16日
 講座や研修会の開催、相談、啓発事業…。幅広い業務を担う県男女共同参画センターの8代目所長に就いた。「性別に関係なく、すべての県民が笑顔で暮らせる社会を、次の世代に残したい」。力強く抱負を語る。

 32年間国連に勤務し、世界を飛び回った。途上国で暮らす人たちを支援する中で人権の重要性を肌で感じた。「多様な一人一人を尊重する意識を持つことが、男女共同参画を進める上での基本となる」。国連勤務で得た信念を、第2の活躍の場となる同センターでも積極的に伝えていく。

 「政治参画」「教育」など4分野の14項目を数値化した、世界経済フォーラムの「ジェンダー・ギャップ指数」で、日本は144カ国中、114位の後進国(2017年)。「政策決定に関わる女性の少なさなど、宮崎も例外ではない」と力を込める。

 5年前に帰県。所長を引き受けたのは「大好きな故郷の役に少しでも立ちたかった」からだ。「ジェンダーの問題は貧困や教育、家族関係といった社会的な課題と結び付いている」と考える。

 6月1日に就任後、さまざまな場所に足を運び、現場の声に耳を傾けることから始めた。まだ1カ月余りだが、多様な分野でパワフルに活躍する女性が、県内にも数多くいると知ることができた。「周囲にパワーを与える若い世代を増やし、宮崎を活気づける」ことも目標の一つだ。

 趣味は読書や旅行、絵画の鑑賞など。「見るだけではなく、描くことにも挑戦してみようかな」と笑う。宮崎市出身、在住。65歳。

このほかの記事

過去の記事(月別)