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西都市議会議長に就任した 中武邦美(なかたけ・くにみ)さん

2018年6月5日
 西都市議4期目で、初の大役に就いた。所属議員2人という少数会派からの選出を踏まえ、「これまで多数派から出ていたことを考えると、これは変革の現れ。立場や考えは違うが、市の発展という共通目標に向けて団結したい」と意気込む。

 市の人口が昨年4月に初めて3万人を切った。市役所新庁舎、西都児湯医療センターの新病院といったインフラ整備を控える同市にとって、財政基盤を支える人口の減少対策は喫緊の課題。「人口増に特効薬はない」と断言した上で「西都市に住んで宮崎市に通勤するなど、どんな形でもいいから若い世代に住んでもらう方策を考えるべきだ」と力説する。

 若年層の不足は、市議会でも深刻な問題だ。4月の選挙では30代の2人が初当選したものの、4年後には70代以上が18人中10人を占めることになる。

 新富町では議会で議員報酬引き上げの条例改正案が提案され、定数削減に関する特別委設置も検討されている。隣接自治体でのこうした動きを受け、「市議という仕事が魅力あるものでないと、担い手不足は解決しない。どの方法がベターか分からないが、議論を深める時期に来ていると思う」と持論を語る。

 同市東米良地区の尾八重出身。妻高を卒業後、地元の森林組合に就職。児湯広域森林組合の西都支所長も務めた。現在は同市南方に居を構えるが、今でも神楽や祭りの時季には必ず故郷に足を運ぶ。「東米良の人々は皆、親きょうだいのように助け合って生きている。私にとって心の古里だ」と誇らしげに語る。妻と2人暮らし。68歳。

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