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全日本大学野球選手権初出場を決めた宮崎産経大野球部監督 三輪正和(みわ・まさかず)さん

2018年5月22日
 携帯に次々と祝福の電話、メールが入る。1987(昭和62)年創部から監督を務め、これまで3度準優勝で涙をのんだ大会で初の頂点に立ち、悲願の「全国」切符を獲得した。「野球推薦のない地方大学の選手の努力が実った。苦労してきたOBや応援してくれた方々が喜んでくれるのがうれしい」と相好を崩す。

 都農町出身。小学1年で野球を始めた。日向学院高では外野手で2年時の甲子園出場にベンチ入り。立教大では2歳年下で元プロ野球選手の長嶋一茂氏とクリーンアップを担った。高校野球の指導者を目指していた時、同大学関係者の紹介で産経大の初代監督に。法学部の講師も務める。

 「野球を通じ、立派な社会人を育てる」がモットー。あいさつや礼儀作法を口うるさく指導し、遅刻した選手の練習参加は認めない。気の抜けたプレーは許さず、頑張っている選手にチャンスを与えるようにしている。

 1年目の部員は9人。勝ち負けよりも人間性の成長を促す指導で選手が集まるようになり、現在89人に。大所帯だが「全員にモチベーションを持ってほしい」と同じ練習を課し、チームワークを高めている。野球の月刊誌で紹介されていたメジャーリーガーの打ち方を選手に伝えた効果もあってか、今大会は打線が爆発した。

 1男2女は独立し妻朋子さん(53)と宮崎市で2人暮らし。「家のことは妻任せ。野球に専念させてもらって感謝しかない」としみじみ。毎日の晩酌が息抜きで「きょうは妻の手料理で、最高においしいお酒が飲める」と笑顔を見せた。54歳。

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