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第90回選抜高校野球大会の出場が決まった富島高野球部監督 濵田 登(はまだ・のぼる)さん

2018年1月27日
 「やり方次第で甲子園には行ける。公立校の選手の励みになれば」。昨秋の九州大会で準優勝を果たし、富島高初の甲子園出場の報告を聞くと笑顔がこぼれた。

 2013年4月に同校に着任。職員を前に「3年で九州大会、4年で甲子園に行く」とあいさつをすると、苦笑いをされた。「今に見ていろ」と闘争心に火がついた。

 ただ、野球ができる環境ではなかった。土を入れ替え、支柱を立ててネットを張るなどグラウンドづくりから着手した。夏の県予選は2年連続1回戦で涙をのみ、15年も2回戦で敗退した。

 転機となったのは同年秋の県予選準優勝。九州大会初出場を果たすと、16年春には優勝。2季連続で九州大会出場を決め新たな歴史を刻んだ。17年秋には県予選から何度も逆転勝ちする粘りを見せ準優勝。九州大会でも2位の好成績を収めた。

 宮崎市田野町出身。小学3年から野球を始め宮崎商高でプレー。九州国際大を卒業後、県内の企業で働きながら教員採用試験に合格。母校の宮崎商高を率い08年に39年ぶり夏の甲子園に導いた。

 「どうやったらうまくなるか」。全国から指導者の集まる研修会に積極的に参加した。済美高(愛媛)などで2度選抜大会優勝を誇る故上甲正典監督と議論したり、元横浜高部長の小倉清一郎(きよいちろう)さんに同校で指導してもらったりと一流から強くなるヒントを吸収した。

 宮崎市佐土原町の自宅から毎日、車で通勤。年末年始以外ほぼ休みがなく「家族の理解があって高校野球に携われている」と妻早苗さん(48)に感謝しきり。50歳。

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