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第28回宮日茶の間賞の特選に輝いた 山田 智美(やまだともみ)さん

2017年11月17日
 初投稿で特選に選ばれた。「こんなに大ごとになるなんて」と驚く。

 受賞作「優しさに触れて」は、当時生後2カ月だった長女の芽依ちゃん(1)と雨の中訪れたスーパーの駐車場で、たまたま通りがかった女性2人が傘を差し出してくれた出来事を紹介した。

 「2人の女性にきちんとお礼を伝えたくて、『茶の間』なら読んでいるかもと思い切って筆を執った」と振り返る。

 文中では初めての子育てで戸惑いも多い中、思わぬところで触れた人の優しさに感謝するとともに、「私も声を掛けられる女性になろう」と、新たに芽生えた気持ちを丁寧につづった。

 今は職場復帰を果たし、育児と仕事、家事の両立で目まぐるしい日々を送る。新聞掲載後、職場の同僚などから「感動したよ」と声を掛けてもらい、反響の大きさを実感。「忙しい中で薄れてしまういろんな感情を、形に残す大切さも茶の間で知った」と語る。

 先日運転中に、雨の中傘も差さずにバスを待つ外国人の男性とベビーカーに乗った赤ちゃんを偶然見掛け、勇気を出して話し掛けた。「車を止めて、私がしてもらったように傘をあげた。助けてくれた女性たちに出会っていなかったら、できなかった」と振り返る。

 最近「バイバイ」を覚えたというかわいい盛りの芽依ちゃんと、夫の悠太さん(30)の3人で宮崎市に暮らす。「娘にとって見本となるような優しい母親になりたい。今は毎日で精いっぱいだけれど、落ち着いたら茶の間にまた投稿したい」と穏やかに語った。会社員。28歳。

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