ホーム ひと

連合宮崎会長に就任した 中川 育江(なかがわいくえ)さん

2017年10月30日
 連合宮崎の会長に29日、就任した。全都道府県の連合で女性会長は初めて。「トップに求められるのは強いリーダーではなくチームワーク」と考える。

 2002年から副事務局長、13年には全国の連合で唯一の女性事務局長に就任した。

 「女性」の冠に注目される面もあるが、長年の実績への信頼は厚い。歴代会長9人の中で、副事務局長、事務局長とも経験したのはただ一人。公労使間で重要施策を協議する厚生労働省の労働政策審議会に9月から、地方の連合として初めて委員に登用されている。

 10月からは、宮崎大で労働法や賃金などについて学べる労働・雇用リテラシー講座を始めた。「働くことの『側(はた)を楽にする』喜びを伝え、味わえる環境をつくっていきたい」。県内就職率は低く離職率は高い本県の若者に向けるまなざしは温かい。

 延岡市出身。小学3年で、和菓子店を営む父が病死。中学2年の時は実家が火事で全焼し、友人や周囲に助けられた恩返しにと、生徒会長に名乗り出た。

 人生を切り開いてきた体力の源は、母方の実家の同市北方町での山遊び。中学で始めたソフトボールで手腕を発揮し、延岡学園でキャプテンを務め、旭化成時代には宮崎国体優勝にも貢献した。

 いつも明るく笑顔なのは喫茶店を営み「人を大事にしなさい」と育ててくれた母房子さん(故人)譲り。独身で還暦結婚を目標に掲げて周囲を驚かせつつ、「元気なまま、大好きな宮崎で働けることは周囲、両親のおかげ」と心に刻む。宮崎市在住、58歳。

このほかの記事

過去の記事(月別)