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在サンパウロ日本国総領事として赴任する前宮崎県警本部長 野口 泰(のぐち・やすし)さん

2017年9月27日
 4日付で県警本部長を離任した後、肩書は在サンパウロ日本国総領事館トップの総領事に変わった。サンパウロ市は人口1千万人強の大都市で、ブラジル経済の中心地。10月12日の赴任を前に「地方の魅力を発信したり、企業活動を支援したりとやることは多い」と意気込んでいる。

 同市には日系人が100万人以上暮らし、世界最大の日系人社会がある。本県を含む47都道府県ごとに県人会などの組織があり、「日系人の方々は、実直で勤勉という古き良き日本人の良さを持っている。活動を支えたい」と見据える。

 日本の魅力や情報を発信するため、外務省が同市内で5月に開設したジャパン・ハウスの運営も大切な仕事。入場者数が3カ月で30万人に達した人気施設だ。日本料理のシェフが調理する定食、竹や和紙のアート作品などが人気で、「宮崎をはじめ地方の魅力も伝え、日本のファンを増やしたい」と考えている。

 県警本部長として本県で勤務したのは約2年。その間、県内の交番や駐在所など171施設を視察するなど精力的に働いてきた。それだけに本県には思い入れがあり「宮崎は宮崎牛や野菜といった『食』に恵まれ、治安の良さは国内トップクラス。これらをアピールして地方創生につなげてほしい」と思いを寄せる。

 趣味は大淀川河川敷もコースにしていたジョギング。ただ、殺人事件が1日に平均11件起きるという新任地の治安を考えると「現地に行ってみないと分かりませんね」と残念そうに語った。山口県出身。51歳。

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