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宮崎森林管理署長に就任した 飯干好徳(いいほしよしのり)さん

2017年8月27日
 スギ丸太生産量が26年連続日本一を誇る林業先進県で、故郷でもある本県に今月から初めて勤務している。「林業、木材産業の成長産業化に貢献し、そこに携わる人々の生活を向上させたい」と、使命感に燃える。

 宮崎森林管理署が管理、経営する国有林は宮崎、小林市、国富、綾町の約4万8千ヘクタール。スギやヒノキが伐採期を迎え、「森林資源は充実している」とみる。ただ、木材の市場への搬出コストと木材価格の差が小さく、採算性が高いとはいえない林業の実情に触れ、「林内の路網整備を進めるなどして、いかに生産性を上げていくかが課題」と現場目線を持ち続ける。

 水資源の維持、動植物の保護…。国有林の役割は広く、防災面にも及ぶ。7月の九州北部の豪雨では、大量の土砂と流木が山から流れ出るなど甚大な被害が出ており、放置された林地残材などの対策が急務。「局地的な集中豪雨はどこでも起こりうる。間伐などを通じて健全な森林を造成し、山に起因する災害を起こさないよう努めたい」 高千穂町で農家を営む実家では、クリやシイタケ、タケノコを生産。山が身近にある環境で育ち、1984(昭和59)年に林野庁に入庁して以降も、毎年帰省してタケノコ掘りやクリ拾いを手伝っている。「手入れしないと良い木は育たない」。仕事にも通じる基本は山から学んだ。

 九州大の同級生だった妻良子さんと宮崎市内の官舎で暮らす。夫婦共通の趣味はカラオケで、休日は朝から4時間近くフォークや演歌を歌う。56歳。

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