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みやざき観光コンベンション協会DMO推進プロデューサー 久重和夫(ひさしげ・かずお)さん

2017年8月16日
 「相当な労力が求められ、汗を流さないといけない」。旅行代理店大手JTB九州から転身し、みやざき観光コンベンション協会で「DMO」推進の旗振り役に。覚悟のほどを静かに口にする。

 観光地域づくりの司令塔となる組織・DMOは欧米で普及しており、日本でも導入が進む。同協会は「宮崎版DMO」として県内各地の体験型旅行商品づくりの支援、戦略的な市場開拓などを担う。新設ポストは重責もあるが、そのやりがいや宮崎との縁から転職を決意し、6月に就任した。

 JTB九州では宮崎支店長や総務部長などを務め、36年間旅行業界一筋で歩んだ。自然や神話・歴史、食、人情といった本県の強みは熟知しており、旅行ニーズが物見遊山から体験、人と人の交流に変化する中で、地域間競争をいかに勝ち抜くか。「国の観光施策は地域が主人公という方向にどんどん進んでいる。海や山はよそにもあり、何で違いを出せるかといえば人。最後は人が決め手になる」と力を込める。

 こんにゃく作りや茶の釜炒(い)り体験、サイクリングやマリンスポーツ-。さまざまな素材が考えられる観光客向けの体験型メニューは、地域で暮らし、旅行者を出迎える住民が基盤となる。「『外部の人はこんなことで感動する』といった気付きを生み、やる気になってもらうのが私の最大の仕事と思っている」 趣味はドライブ。日南海岸が定番コースではお気に入りで、西米良村や椎葉村の山深い道も「ほかにない絶景」。福岡市出身。転職に合わせて妻(58)と宮崎市に移り住んだ。59歳。

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