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串間市議会議長に就任した山口直嗣(やまぐち・なおつぐ)さん

2017年7月27日
 「今、串間市が直面する大きな課題は人口減少問題。もうすぐ1万8千人を切る。10年後はどうなるのか。議会と行政が是々非々で議論し、『オール串間』で活性化に取り組まなければならない」。4期目での重責に強い決意をのぞかせる。

 議会と首長をはじめとする執行機関の関係はよく「車の両輪」にたとえられる。だが市政発展のためには、そこに自治会を加え「三輪車」で進むべきだと言う。「住民の声を聞き、三者が相互に協力すればもっとうまくいく」と力を込める。

 都井岬の岬馬にソテツ、幸島、石波海岸樹林と数多くの国の天然記念物を有する串間市。九州で初めてエコツーリズム推進地域にも認定された。「うまく生かせば串間はもっと伸びる」。人を呼び込むためにも東九州自動車道の早期整備が欠かせないと強調する。

 議員としては異色の経歴の持ち主だ。1968(昭和43)年から34年間、現在の京都大野生動物研究センター幸島観察所の技官として勤めた。毎日のように幸島に渡って生息するニホンザルのデータを取り、研究の資料集めに奔走した。

 技官のころ、幸島で生後間もない子ザルが死んだ母親の乳を吸い続けていた。いたたまれず家に連れ帰り、寝食を共にしてしばらく養った。「幸島のサルは家族のようなもの。かわいいもんです」と目を細める。

 幸島のサルの主食はユズリハにタブノハ。決して新芽は食べず、木が枯れないように古い葉から食べるサルに人が学ぶべきことも多いと話す。同市市木に妻と2人暮らし。71歳。

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