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国土交通省国際統括官に就任した 篠原 康弘(しのはら・やすひろ)さん

2017年7月25日
 国際統括官の主な役割は「インフラ輸出」。鉄道や空港、道路といった日本企業の技術を海外に売り込む仕事だ。人口減少時代に入って国内市場が縮小する中、「日本企業が持続的に成長するために必要」と認識。穏やかな口調ながら意気込みを感じさせる。

 宮崎市出身で、宮崎西高理数科の1期生。東京大法学部を卒業後の1983(昭和58)年に当時の運輸省に入省した。

 鉄道や観光などの部署を経験する中、印象深いのは大臣秘書官時代。当時の扇千景元国土交通相は「東京に一番近い空港に国際線があってもいい」との信念で、羽田空港から国際線を飛ばす仕事を進めた。反対の声もある中、思ったことをどんどん進める姿勢に「勉強になった」と振り返る。

 航空行政にも思い入れがある。日本航空(JAL)が破綻し再生するという航空業界が揺らいだ時期に、航空事業課長、航空ネットワーク部長を歴任。西都市出身でANAホールディングスの伊東信一郎会長とは「いろいろ議論もし、飲みも、対決もあった」と懐かしむ。

 仕事が忙しく、帰省する機会も限られている。そんな中、県庁にいる同級生が上京してきたり、本県選出の国会議員と会話したりするときは「宮崎弁を聞いて懐かしくなる」。

 趣味は「長女の子育て」だったが、中学生になって手を離れてしまった。今は、新聞の読書欄などで面白そうな本を見つけると図書館で借り、月に20~25冊読んでいる。東京都練馬区に家族3人で暮らす。57歳。

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