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全国高校野球選手権宮崎大会で優勝した聖心ウルスラ学園監督 小田原 斉(おだわら・ひとし)さん

2017年7月24日
 ナインに促されて、輪の中に入ると、3度宙を舞った。2000年に延岡学園高を率いて以来、2度目の甲子園出場。「選手たちの頑張りのおかげ」と、指揮官の目から少しだけうれし涙がこぼれた。

 夏の甲子園県予選は12、13年に準優勝。投手を中心としたチームづくりを行って決勝に挑んだが、いずれも1点差で涙をのみ、2年前もベスト4で敗退した。

 ただ今回は「これまでのチームよりも攻撃力は上」と話していた通り、6試合で計73安打。延長戦など接戦を重ねるごとに選手たちがたくましくなり、3度目の決勝でついに栄冠を手にした。「高校野球は選手たちを人間的にも成長させてくれる」と熱く語る。

 延岡市出身。10歳から野球を始め、延岡学園高では外野手として甲子園に出場。社会人野球の名門プリンスホテルでプレーし、その後は母校の監督を務め、2002年創部の聖心ウルスラ学園高のコーチとなり、12年に監督に就任した。

 これまでバントを中心に手堅さが持ち味だったが、今大会は強攻するなど、攻撃的な野球が再三見られた。「自分では変わった感じはまったくない」としながらも、昨年4月に日南学園野球部出身の近藤洋次さんが部長に就任したことが影響しているようだ。「守備的でなく強気な姿勢でチームを鼓舞し、新しい風を吹き込んでくれている」と感謝する。

 延岡市で妻と3人の男の子と5人暮らし。休みの日は「少年野球をしている子どもを見に行く」と父親としてプレーを見守る。学校職員。44歳。

 

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