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史上最年少でアマ名人戦県大会を制した 清水将馬(しみず・しょうま)さん

2017年7月17日
 強豪が集う第71回全日本アマチュア将棋名人戦県大会を史上最年少で制し、伝統ある県名人を就位した。いつもは柔和な表情だが、ひとたび対局が始まれば眼光鋭く盤をにらみ、同じ人物とは思えない雰囲気さえ醸す。

 指し始めたのは小学3年生。携帯ゲーム機を「やりすぎ」と禁じられ、代わりに教わったのが将棋。「ゲームにはある程度パターンがあるが、将棋はいつも違う姿になる」と、図書館で本を借りて勉強するほどはまり込んだ。

 通い始めた道場でめきめきと頭角を現し、1年後には大会で有段者を負かすまでに成長。昨年は二つの県内棋戦で優勝するなど、その実力は県内トップクラスだ。

 しかし、宮日王位と県名人、県竜王という「県内三大タイトル」にはあと一歩届かなかった。自分の弱点を終盤と分析し、最近は毎日2時間ほど、20~30手という長手数の詰め将棋を解いた。

 「粘れば勝てる」と自信を持って臨んだ16日は、昨年のアマ名人全国大会で準優勝した久保田貴洋六段(25)との決勝を含め、多くの対局で逆転勝ち。努力の成果を大きな舞台で披露した。

 人工知能(AI)の登場により、近年の将棋はめざましく変化している。「序盤に優劣が決まることが多い。最新の棋譜も知らないと戦えない」と、9月の全国大会を見据える。

 宮崎市の大塚中3年生。将棋と受験勉強をこなす忙しい夏休みになりそうだが「まずは予選を通過し、ベスト8には入りたい」。同市で両親ら4人と暮らす。14歳。

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