ホーム ひと

第13回詩のボクシング全国大会で優勝した延岡工業高教諭 佐々木 秀行(ささき・ひでゆき)さん

2013年11月22日
 ボクシングリングに見立てたステージで自作の詩を朗読し、勝敗を決める「詩のボクシング」。全国の計14人が集う第13回全国大会で優勝した。

 延岡工業高の保健体育教諭で陸上部監督。東海大卒業後に延岡市に帰郷し、市民ランナーとして九州一周駅伝に10年連続で出場した経歴を持つ。2006年に“ボクサー”になって以来、テーマは「走る」。短パンにランニングシャツ姿でリングを回り、走っている時に腹痛を起こしたり心が折れそうになったりした苦々しい失敗談を基に、作品を披露する。

 聞き手にありのままの自分を伝えようと、「身の丈に合った表現」を心掛ける。「詩のボクシングも走るのも同じ。苦しい自分に目を向けられた時、空回りせず自分らしい朗読や走りができる」。自分を見詰めることで精神的にも強くなり、陸上で自己新を塗り替えることができたという。

 全国大会は10月、横浜市で開催。地方予選には出場せず、仲間や関係者にお礼を言うつもりで応援に駆け付けた。抽選で飛び入り参加できる特別枠に運よく選ばれ、頂点に。優勝インタビューという最高の形で感謝の思いを伝えた。

 全国大会はこれまでの地方大会の覇者が集う形式から、来年以降は選抜者による大会に移行する。「僕にとって新たなスタート。教育者として、陸上の経験を言葉で生徒に伝えていきたい」と誓う。

 36歳。延岡市古城町で妻と2人の娘と暮らす。「豊かな表現ができる子に育ってほしい」と父の顔ものぞかせた。
(延岡支社・菅野健太)

このほかの記事

過去の記事(月別)