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宮崎市議会議長に就任した 一ノ瀬 良尚(いちのせ・よしたか)さん

2017年7月10日
 「選ばれた以上は、議会運営がうまくいくように一生懸命やるだけ」。重責に表情を引き締める。早急に取り組みたいのは「議長の公務公開」。どんな行事や会議に出席しているかを示し、「今の宮崎市の動きを知ってもらいたい」。ゆくゆくは市長にも公開を求めていく考えという。

 議員一人一人の質の向上も目指す。「われわれはいわばプロのサービス業。議員それぞれが能力を発揮することが、最終的には市民の利益につながる」。行政の監視だけではなく、政策や提言も積極的に出てくるような環境づくりを図る。

 旧清武町長、町議も務めた。政治家を志したのは30代の町職員時代。地元の公民館建設の際、各世帯が20万円負担することを地区の重鎮たちが勝手に決めていった。「みんな怖くて何も言えない雰囲気だった。弱い人、モノを言えない人に代わって声を上げるような存在になりたい」。今でもその気持ちは変わっていない。

 議長選はこれまで、申し合わせにより、事前に立候補するやり方で行っていた。今回、立候補せずに自身が選ばれた経緯を「推されて議長になることは議員冥利(みょうり)に尽きるが、複雑な思い」と振り返る。「来年の副議長選では、事前に開く代表者会で不満がないように話し合い、立候補したい人が出られるようにすべきだ」と今回の教訓を生かす考えを示す。

 木工が趣味で、自宅のテーブルはすべて手作り。甘い物に目がなく「まんじゅう五つくらいならすぐ食べられる」と笑う。同市清武町今泉に妻と2人暮らし。70歳。

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