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JA宮崎中央会の会長に就任した 福良 公一(ふくらこういち)さん

2017年7月7日
 「自らの組織を守るのでなく、組合員や農家、地域住民にとってなくてはならない組織にする」。3日に初めて臨んだ全体朝礼で改めて農業・農協改革への意欲を強調した。

 1978(昭和53)年にJA日向入り。地域農業に触れる中、流通の多様化で農協の存在価値が低下する現状を目の当たりにした。

 幹部になり「買い物難民」を支援するため、関連会社でファミリーマート2店舗を開店。高齢組合員のもとには職員を「ご用聞き」として回らせるなど、地域を守る組織として信頼を得てきた。

 就任早々、県内農協組織を再編する「県域構想」の検討に着手。13JAや経済連、信連、関連会社も含む巨大組織を対象とするため反発も予想されるが、可否を含め、本年度内に一定の方向性を示すつもりだ。

 県内最大の政治団体「県農民連盟」委員長も務めるが、政権には厳しく物を言う。環太平洋連携協定(TPP)締結交渉では、政府がなし崩し的に交渉を進める苦い経験をした。欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)も既定路線で進めた手法を指摘し「与党なら何でもOKとはならない。一定の距離は保ち是々非々でやる」と力を込める。

 日向市東郷町出身。北九州大では経営学を専攻し、20代でジャズベーシストとして鳴らした異色の経歴も持つ。同市財光寺の自宅で妻と暮らし、同町でサカキを栽培。平日は宮崎市内の長女宅から中央会に通う。息抜きはゴルフ。家族との時間を優先して10年ほどやめていたが、4年前に再開した。農協監査士。64歳。

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