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県議会副議長になった 横田照夫(よこた・てるお)さん

2017年4月25日
 「議会は多数決の世界だが、数の力だけで押し切ると無理が生じる。いろいろな主義主張を持つ会派が高い妥協点で合意できるように調整役を担いたい」 95代目となる県議会副議長に、17日の臨時議会で選任された。

 宮崎大農学部畜産学科を卒業し、父に続いて最大250頭の牛を育てる畜産農家へ。子牛だけでなく、母牛も肥育して出荷する「一産取り肥育」という全国的に珍しい手法に挑戦して注目を集めた。

 農協青年部やPTAで活動するうちに周囲から推され、4期目となる。初当選から掲げるキャッチフレーズが「心豊かに暮らそうよ」。厳しい選挙戦で使うには優し過ぎると、後援会に再考を促されたが曲げなかった。「てんさん」と愛称で呼ぶ仲間からも、「らしくていいか」と認められ、今に至る。

 「当然、所得の安定や若者を含む働く場の確保も大事。しかし、その原点には、心豊かに暮らせる古里にしたいという思いが必要」 河野県政を「もう少し突っ込んだ答えが欲しい場合もあるが、県民の中に入っていこうという姿も見られる」と評価。議会がチェック機能と政策提言能力を発揮するために「一般質問や質疑での執行部の答弁は、県民との約束。それをきっかけに、数年後に事業化されることもある」とさらなる充実を求める。

 カチンときたら「あむあむあむ」と唱え、心を落ち着かせて衝突回避。「照らす夫というほど家庭を照らせてない」と苦笑いするが、250ccバイクに乗せて妻孝行に励む姿も。息子3人は独立。宮崎市佐土原町、63歳。

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