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宮崎公立大学長に就任した 有馬 晋作(ありま・しんさく)さん

2017年4月14日
 人文学部国際文化学科の1学部1学科制で、社会で活躍する総合力を培うリベラル・アーツ教育を掲げる宮崎公立大。開学から25年目の節目に学長という重責を担い「宮崎市民、県民にとって存在感のある大学を目指す」と意気込む。

 就任直後の入学式では、近年の政治のポピュリズム(大衆迎合主義)や情報が氾濫するインターネットに言及し「冷静な判断力が必要な時代。その判断力の基礎として本学の幅広い教育は役立つ」と新入生に訴えた。

 鹿児島市出身、明治大経営学部卒。専門は行政学。もともと研究者気質で、鹿児島県庁在職中に鹿児島大大学院に通った。休日になると職場での体験を基に、大好きな研究論文の執筆に夢中になった。“二足のわらじ”を脱ぎ、研究者の道を選んだのは48歳の時。行政学の研究者を募集していた宮崎公立大に助教授として採用され、教授に昇任し学生部長、教務部長を歴任した。

 学長の任期は4年。これまでの同大学の教育内容に自信を持っており、学外への魅力発信を今後の課題に据える。「国際社会と地域への貢献」「実社会で輝く人材の育成」を柱に掲げ、元行政マン、研究者としての経験と見識を大学運営に役立てる考えだ。

 現在、日本地方自治研究学会の常任理事。前東国原県政の誕生を機に地方政治に高い関心を寄せ、前知事らを「劇場型首長」と定義し分析を体系化した著書を出版した。「研究テーマは尽きない」と笑う。趣味は古書店巡り。宮崎市内の自宅に妻と2人暮らし。61歳。

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