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第7回県市町村対抗駅伝町村の部で初優勝した美郷町Aの10区走者 奈須智晃(なす・ともあき)さん

2017年1月10日
 たすきを受け取った時点で1位と8秒差の2位。「後ろに(前年優勝の)高原もいたし、思い切り行って逃げるしかないなと思った」。最初から突っ込んで目の前のライバルを抜き去ると、その後も強風の中、快調にピッチを刻んだ。自身5度目の出場で最長区間の10区を好走。初の栄冠に「ことし最初のレースで優勝でき、いい勢いに乗れると思う」と、はにかみながら喜びをかみしめた。

 美郷町西郷区出身。小中学生の時は野球少年だったが、中2から地元の陸上クラブにも通うようになった。3年夏に部活引退後、野球部員だけで臨んだ県中学駅伝で3位入賞。その後の記録会でも好走し「駅伝で勝負してみたい」と、名門小林高の門をたたいた。

 2年までなかなか結果が出ず自分を見詰め直した。「これまでずっと中途半端だった。何かを変えないと駄目だ」。人前に出るのは苦手な方だが、新チームで主将になる事を決意。率先して動かなければいけないという自覚が成長を促した。最後の年に全国高校駅伝に初めて出場。チームの5位入賞に貢献した。

 高校時代の横山美和監督から聞いた「意志あるところに道は開ける」が座右の銘。「必ず箱根を走って、応援してくれている人に恩返しする」。2015年に大東文化大に進み、今度は箱根駅伝出場という夢に向かって走り続けている。

 20歳。3日に成人式が地元であった。出席はできなかったが「好きな事をやりながら大学に行かせてもらい、本当にありがたい」と、両親に感謝の気持ちを示した。

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