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陸上自衛隊都城駐屯地司令に就任した 廣田耕士朗(ひろた・こうしろう)さん

2016年12月24日
 隊員約1200人を率いる陸上自衛隊第43普通科連隊長兼都城駐屯地司令に1日付で就任した。「地域と共にある駐屯地を目指し、各隊員が明るくプラス思考で勤務できるよう努める」と抱負を述べ、隊員には「国民の生命、財産を守る自衛官としての使命を自覚し、より効果的に任務を遂行できるよう創意工夫してもらう」と求める。

 父親が海運会社に勤めていたため、幼少期の約2年間をフィリピンなど海外で過ごした。多国籍なインターナショナルスクールに通ううちに日本人としての意識が芽生え、「国を守る」思いから防衛大学校を選んだ。

 自衛官の駆け出しだった25歳のころ、第37普通科連隊(大阪府和泉市)小隊長として阪神大震災の被災地に駆け付けた。自ら倒壊家屋の中に入って不明者の捜索を行い、目の前の命を救おうと必死になった体験は一つの転機となり、「生命を守るという意識を強く持つようになった」と振り返る。助けられなかった人のことは今も忘れられない。

 本県では南海トラフ巨大地震の発生も想定されるだけに、「災害にはスピード感を持って対応する」と力を込める。これまで、陸上幕僚監部副法務官や幹部学校教官などを歴任してきた。

 歴史小説と城巡りが好きで、都城市も含め県内各地の城跡も旅行で訪れている。「城主になったつもりで攻め方を妄想するのが楽しい。せっかく宮崎に赴任したので神話も調べ、ゆかりの地に足を運びたい」と柔和な笑みを見せる。京都市出身で、都城市内の官舎に単身赴任中。1等陸佐。47歳。

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