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第7回宮日ジュニアソフトボールAクラスで初優勝した宮崎港オーシャンズ監督 池野 仁万(いけのよしたか)さん

2016年12月13日
 初優勝が決まり、くしゃくしゃの笑顔で選手たちを迎え入れた。「子どもたちが一丸となり、全てを出してくれた」。一昨年は準優勝、昨年は3位と涙をのんでいただけに、うれしさも格別だった。

 ベンチで声を荒らげることはない。「試合は練習の成果を発揮する場。そこで10割の力を引き出してあげるのが自分の役割」。好プレーが出れば喜び、三振やエラーをした選手は前向きな言葉で励ます。決勝は1点を争う緊迫した展開だったが「常勝でなく“常笑”軍団がモットー」と、笑みを絶やさず戦況を見守った。

 その分、練習では妥協を許さない。選手が気持ちをさらけ出すまで走り込みやノックを繰り返し、本気で怒鳴ることもしばしば。「勝つためだけじゃなく、弱さを乗り越えて成長し、将来に生かしてほしいから。心を鬼にして壁役になっている」と、厳しさの裏に隠した胸の内を明かす。

 競技経験はほとんどなく、2人の息子の入団を機に指導に携わり監督4年目。毎年のようにチームを九州、全国大会出場に導くが「技術的なことはコーチ任せ。今回の優勝も保護者や周囲の協力があってこそ」と話す。

 会社勤めをしていた23歳の時、未経験の花卉(かき)業界に飛び込み、宮崎市の繁華街で生花店を営んでいた経験もある行動派。選手には「夢は見るものじゃなく、かなえるもの」と言い聞かせる。宮崎市波島に妻(39)、2男1女と暮らす。「他人の子の面倒ばかり見て、息子の部活の応援にはなかなか行ってあげられない」と笑う45歳。宮崎市出身。

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