宮崎 いい湯だな温泉めぐり

File#88 吉田温泉旅館伊藤(えびの市)

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吉田温泉旅館伊藤
(2006年12月14日)

「奥座敷」の雰囲気

 えびのの奥座敷。吉田温泉旅館伊藤は、そんな雰囲気を大切にしている。1911(明治44)年創業。県内最古といわれる吉田温泉郷に残る3軒の温泉のうち、唯一料理を提供している。

 浴室は岩壁の家族風呂が1つあるのみ。木のおけで湯を浴びると、一気に湯気が立ち込める。名を「山霧の雫」という。宿泊客、宴会客が交代で利用し、2人で入るぐらいがちょうどいい。

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 ナトリウム・カルシウム―炭酸水素塩温泉。井戸の地下約5メートル部分から27度の源泉をくみ上げて、ボイラーで加熱して掛け流す。吉田温泉は傷に効くとされ、島津義弘が飯野城に居た27年間、療養で利用。浴室入り口には第2次世界大戦中の「宮崎縣指定傷痍(しょうい)軍人温泉療養所」の看板が掛かる。

 近所の山や川で取れた旬の素材を使った料理が自慢。今冬は骨でだしを取ったイノシシ鍋がお勧め。十割そばも人気。4代目経営者の仁科博(46)、睦子(47)さん夫婦は「閑静なひとときを過ごしてほしい」と話す。

メモ 宴会、宿泊客の入浴時間は午後4時―10時。宿泊客は午前7時―10時も。宴会は3150円から。宿泊は1泊2食付き7875円から。6―10畳が5部屋。昼食のそばは正午―午後2時で600円から。すべて予約が必要。TEL0984(37)1756。