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File#5 城山温泉(えびの市)
(2005年5月5日)
浴槽に「湯の花」凝固えびの市内竪の城山温泉は、浴槽や床に湯の花が凝固していて鍾乳洞をほうふつとさせる。波状、河口状などさまざまな形で堆積(たいせき)。自然の奥深さを伺い知る。 成分は13種類。陽イオンではナトリウム、マグネシウムが強い。陰イオンではカルシウム、塩素、硫酸、炭酸水素。パイプが詰まるため一九八一(昭和56)年の開業から4度、掘り直した。現在は、230メートル地下からくみ上げて44度でかけ流している。
建物は64平方メートルの平屋。男女別に浴槽が2つずつあり5人ほど入ると満員になる。洗い場にはせっけんが置いてあるだけ。温泉は出るときは透明だが5分ほどで赤茶色に変わる。肥満、痛風などに効果があるとして注ぎ口のお湯を飲む人も多い。 島津藩の松尾城跡ふもとにある。矢岳高原にも近いことからツーリング客らが訪れてバイクがずらりと並ぶことも。管理する坂下政信さん(49)は「パイプや側溝の掃除はドリルやハンマーを使うほどに湯の花の成分が強い。自然の不思議さを感じる」と話している。
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