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(2008年1月14日付)
■本県驚異の追い上げ 京都大会新V4
 【本社運動部・赤塚盟】本県は2年連続で4位―。第26回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会は13日、京都市の西京極陸上競技場を発着点とするコースであり、本県は2時間18分56秒で昨年に続き4位入賞を果たした。4年連続12度目の優勝を果たした京都は、2時間14分58秒の大会新でゴールした。

 本県は1区宮内洋子(OKI)が15位と出遅れた。しかし、2区でロードに強い永田あや(小林高)が10人抜きで5位へ浮上。続く巣立美樹(三股中)、中尾真理子(OKI)は6、5位と粘りを見せた。5区甲斐みのり(同)は8位と後退したものの、6、7区の加藤岬(宮崎日大高)、肥田木理菜(小林高)が挽回(ばんかい)し5位。巣立理沙(三股中)は順位をキープし、アンカー宮内宏子(OKI)が4位争いに競り勝った。

【写真】肥田木(小林高)からたすきを受ける巣立理(三股中)=第7中継所

 【評】本県は2区永田が立て直し、以降は粘り強い走りで4位を勝ち取った。

 1区宮内洋がまさかの15位スタート。2区永田の力走で5位まで順位を上げると、3区巣立美は6位。4区中尾が区間3位の追い上げで5位に立った。5区甲斐で8位に後退。しかし、6区加藤が6位、7区肥田木が5位と、高校生が力を出し切り巻き返すと、8区巣立理は順位を死守。宮内宏が神奈川とのアンカー勝負を制した。

 京都は序盤こそ岡山に1位を奪われたが、2区でトップに立つと、4区から8区まで区間1位を記録、首位を譲らず圧勝した。




 ▽成績
(1)京都   2時間14分58秒=大会新
(2)兵庫   2時間17分30秒
(3)岡山   2時間17分56秒
(4)宮崎   2時間18分56秒
(5)神奈川  2時間19分 9秒
(6)福岡   2時間19分34秒
(7)熊本   2時間19分39秒
(8)静岡   2時間19分51秒
(9)三重   2時間20分 0秒
(10)愛媛   2時間20分24秒
(11)鹿児島  2時間20分31秒
(12)群馬   2時間20分36秒
(13)愛知   2時間21分 0秒
(14)東京   2時間21分 1秒
(15)長崎   2時間21分13秒
(16)福島   2時間21分14秒
(17)大阪   2時間21分15秒
(18)岐阜   2時間21分25秒
(19)長野   2時間21分36秒
(20)栃木   2時間21分55秒
(21)茨城  2時間21分56秒
(22)福井  2時間22分10秒
(23)宮城  2時間22分11秒
(24)山口  2時間22分38秒
(25)鳥取  2時間22分41秒
(26)埼玉  2時間22分48秒
(27)佐賀  2時間22分57秒
(28)高知  2時間23分 4秒
(29)広島  2時間23分 6秒
(30)千葉  2時間23分12秒
(31)山形  2時間23分42秒
(32)滋賀  2時間24分 1秒
(33)新潟  2時間24分30秒
(34)島根  2時間24分39秒
(35)徳島  2時間25分 4秒
(36)富山  2時間25分16秒
(37)大分  2時間25分44秒
(38)秋田  2時間25分47秒
(39)石川  2時間25分49秒
(40)和歌山 2時間25分51秒
(41)奈良  2時間26分 9秒
(42)岩手  2時間26分37秒
(43)青森  2時間27分 8秒
(44)香川  2時間27分 8秒
(45)山梨  2時間27分22秒
(46)北海道 2時間28分20秒
(47)沖縄  2時間28分58秒

 【本県選手の区間成績=丸数字は通過順位、カッコ内は区間順位】
 1区(15)宮内洋子 (OKI)  19分58秒
▽2区(5)永田あや (小林高)   12分46秒(3)
▽3区(6)巣立美樹 (三股中)    9分54秒(26)
▽4区(5)中尾真理子(OKI)   13分24秒(3)
▽5区(8)甲斐みのり(OKI)   14分 0秒(18)
▽6区(6)加藤岬  (宮崎日大高) 13分26秒(10)
▽7区(5)肥田木理菜(小林高)   12分41秒(3)
▽8区(5)巣立理沙 (三股中)   10分26秒(8)
▽9区(4)宮内宏子 (OKI)   32分21秒(5)





■永田快走後半つなぐ

 永田あや(小林高)の2区での10人抜きが大きかった。この“猛追”で本県を2年連続の4位に押し上げた。小坂康弘監督(小林高教)は「レースのポイントになったのは永田。よく流れを引き戻してくれた」と、教え子の頑張りをたたえた。

 1区宮内洋子(OKI)からたすきを受けたのは15位。前半でいい流れをつくると言う戦略が、スタートで崩れかけた。予想と違う展開に「これは危ない」と永田。「とにかく1人ずつ抜いていこう」と、気持ちを引き締め最短コースを走った。序盤は上り坂に手こずったものの、下りに入る1キロすぎから前の選手をとらえ、確実に順位を上げた。

 同じ2区に、あこがれの存在・小林祐梨子(兵庫)もいた。1500メートルの日本記録保持者であり、実業団の豊田自動織機に進む永田にとっては先輩にもなる選手。「小林選手が少しだけ見え、そこに追いつく気持ちで走った」と、自身を奮い立たせ、残り1キロで3人抜きも見せた。

 以降、4区では主将の中尾真理子(OKI)が16秒差を詰めた。7区肥田木理菜(小林高)も、「予想以上」と小坂監督が驚く12分41秒の区間3位の活躍だった。

 目標だった「3位以上」に入ることはできなかった。しかし、思わぬ展開からの劇的な追い上げ、さらには粘りを発揮した結果に「上出来」と小坂監督。2年連続の好結果だが、3位岡山とは1分差。メダル獲得に向け、さらなる進化が求められる。(赤塚)

【写真】ゴールする本県のアンカー・宮内宏子




■本県選手ひと言

 3区・巣立美樹(6位でつなぎ)「ラスト1キロで抜かれたが、粘ってついて行った。高校生として次も出場したい」

 4区・中尾真理子(区間3位に)「前が母校の名城大の選手だったので負けたくなかった。楽しく走れてよかった」

 5区・甲斐みのり(8位と落とし)「順位を下げてしまったのは残念。悔しいのひと言です」

 6区・加藤岬(13分26秒に)「自己ベスト。タイムも順位もよく、満足のいく走りができた」

 7区・肥田木理菜(5位に順位上げ)「体が軽く、ぶれない走りはできた。これを自信にして、次につなげたい」

 8区・巣立理沙(区間8位に)「内容は満足できないけれど、区間ひとけた順位が取れたのは良かった」




■痛み押して出場

 昨年は1区2位と好スタートした宮内洋子(OKI)は15位と不本意な出来。「呼吸が乱れ、足の痛みがきつかった」と悔しさをにじませた。

 1週間前に出場した宮崎女子ロードレース大会のハーフマラソン。思った以上に疲労は大きく、大会2日前にアキレスけんの痛みを訴えていた。調整を行うため開会式は欠席、治療も受けたほど。それでも、序盤は何とか先頭集団に食らいついた。4キロすぎの22位から「必死だった」と意地を見せ順位アップ。

 「悪い状態の中でも、うまくまとめられる走りが必要」。今回で課題を見つけ「次こそ」とリベンジを誓った。


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