「銀(しろかね)も金(くがね)も玉も何せむにまされる宝子にしかめやも」。意味は「銀も金も宝の石も何になう。子に勝る宝はない」。詠んだのは万葉歌人の山上憶良だ。
子どもを思う親心は昔も同じだったという例でよく紹介される。だが、その意味ではさらに古いものがあった。縄文時代晩期(約2500年前)のものと思われる赤ちゃんの手形と足形がそれだ。北海道恵庭(えにわ)市の遺跡から出土し、同市郷土資料館に展示されている。
土を掘り下げて作った墓から出土。1歳未満とみられる赤ちゃんの手の甲と足を粘土に押しつけて作っている。ミニチュアの土器の副葬品も残っており、赤ちゃんが死後の世界で困らないようにとの思いが込められていると推察される。
子を思う親心は土器の時代から変わらずとも、子育てのスタイルは、大きく変わった。文明が発達したから楽になったばかりではない。かえって社会が複雑になった分、難しくなった部分もある。今も多くの親が悩んだり迷ったりしながら子育てに奮闘している。
そうした子育て中の親を側面支援しよう−。そんな目的で、宮崎日日新聞を含む地方新聞社と共同通信でつくる総合サイト「47NEWS(よんななニュース)」と財団法人こども未来財団が、子育て支援サイトを47NEWS内に開設した。
主に企業やNPOなど民間の取り組みに焦点を当て「ママの就労支援」「パパの育児参加」「子育てイベント」など全国の関連ニュースを提供している。子育ての励みになる情報や、悩み軽減になるヒントを見つけていただければ幸いだ。
2009年06月12日
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