県内のニュース

2009年04月10日

 県工業技術センターや田中製作所(国富町)などの産学官グループが、1メートルの落差で約200ワットを発電できる小型の水力エネルギー回収装置を開発した。水を掛け流す淡水養殖場や農業用水路などでの需要を当て込み、今夏にも商品化に乗り出す。既に流通している小型水力発電装置と比べてさらに小規模な分、手軽で設置可能な場所が幅広く、未利用エネルギーの有効活用に一役買いそうだ。

 装置は、直径15センチのパイプ内を流れ落ちる水の勢いで底のプロペラを回転させ、この動力を回収。これを発電機につなげば電気を生み出せる。コンプレッサーなどを動かすこともでき、発電効率を上げるため、装置上部で水流を変え“渦巻き”状の流れを生み出す構造となっているのが特徴。
同センターと機械、装置製造の田中製作所は、南九州向洋電機(宮崎市)、宮崎大と2006年度に共同研究を開始。落差数メートルの水力で1万ワット以上を発電する装置は既に製造メーカーが多かったため、落差1メートルでも発電できる装置開発を目標に研究を続けた。昨年度にはアユなどを養殖する山水(綾町)で実証実験を実施、コンプレッサーの動力源として有効性を確認し特許申請した。

 同センター機械電子部の平栄蔵副部長は「誰も目を向けなかった分野で、養殖場だけでも全国で1万以上あるといわれている。一定の水量があれば使えるだけに実績を挙げていきたい」、田中製作所の田中康雄社長は「価格は20万円以下の低コストに抑える予定。養殖業者に加え、温泉施設などいろいろな用途を開拓したい」と話している。

【写真】養殖業者の水路に設置された水流で発電する小型水力エネルギー回収装置=県工業技術センター提供


ロード中 関連記事を取得中...

このほかの記事


過去1週間の記事(日別)

宮崎日日新聞へようこそ

47NEWS 参加社一覧
北海道新聞 |  室蘭民報 |  河北新報 |  東奥日報 |  デーリー東北 |  秋田魁新報 |  山形新聞 |  岩手日報 |  福島民報 |  福島民友新聞 |  産業経済新聞  |  日本経済新聞 |  ジャパンタイムズ |  下野新聞 |  茨城新聞 |  上毛新聞 |  千葉日報 |  神奈川新聞 |  埼玉新聞 |  山梨日日新聞 |  信濃毎日新聞 |  新潟日報  |  中日新聞 |  中部経済新聞 |  伊勢新聞 |  静岡新聞 |  岐阜新聞 |  北日本新聞 |  北國新聞 |  福井新聞 |  京都新聞 |  神戸新聞 |  奈良新聞  |  紀伊民報 |  山陽新聞 |  中国新聞 |  日本海新聞 |  山口新聞 |  山陰中央新報 |  四国新聞 |  愛媛新聞 |  徳島新聞 |  高知新聞 |  西日本新聞 |  大分合同新聞  |  宮崎日日新聞 |  長崎新聞 |  佐賀新聞 |  熊本日日新聞 |  南日本新聞 |  沖縄タイムス |  琉球新報 |  共同通信