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■第一工大A逆転、独走 都城自衛隊4位 大牟田高Aが2年連続2位高い総合力で霧島路のタイトルを奪還した。えびの―都城間で1日に行われた第63回南九州駅伝は、第一工業大A(鹿児島)が3年ぶりの王者に輝いた。長丁場区間が続く4区以降に走力の違いを見せつけ、3時間6分53秒でゴール。2位大牟田高A(福岡)などに付け入るすきを与えなかった。
第一工業大Aは3区までに9秒差の2位で食らいつくと、4区篠原正大が一気にトップに躍り出た。5区谷口亮が区間賞の走りで独走態勢を築き、そのまま逃げ切った。大牟田高Aは後半に区間上位の好走を繰り広げ、2年連続の2位と健闘した。
4位都城自衛隊は2区大田原拓矢が区間1位を奪うなど終始粘り強い走りを展開。3位諫早高(長崎)に1秒及ばなかった。5位は京セラ国分スポーツクラブ(鹿児島)。連覇を狙った国分自衛隊A(同)は6位に終わった。
※スタート時のコンディション=晴れ、気温7・7度、北北西の風1・2メートル、湿度62%
【評】第一工業大Aが全区間1けた台でまとめ快勝した。1区厚地が4秒差2位と好発進し、2区山田はトップで中継。3区で2位に後退したが、4区からのエース格が実力を発揮。篠原が2キロすぎに先頭をとらえ16秒のリードを奪うと、5区谷口が区間賞の快走で1分16秒引き離した。7区中野も区間1位で締めた。
大牟田高Aは、勝負どころの5、6区で順位を2つ押し上げた。諫早高は7区寺田が2人抜き過去最高の3位。都城自衛隊は2区大田原、4区樋口が区間賞と好走し、自衛隊勢トップに入った。
諫早高・松元利弘監督(3位に)「昨年より2分弱いい結果。新メンバーでの初駅伝でいい滑り出しができた」
諫早高・茅原祐也(3区区間賞)「レースを立て直すつもりで走った。下りが多い前半に突っ込みすぎて後半はきつかったが、何とか粘れた」
京セラ国分スポーツクラブ・中村高洋(1区トップに)「初めて走ったが自信はあった。スピードを生かし、2位との差をもう少し離したかった」
■全国大学頂点へ弾み 積極的な走りすきを与えず

昨年、全日本大学駅伝7位、出雲大学選抜駅伝3位と飛躍した。「実力者が集まる関東の大学を意識し、より質の高い練習に取り組むようになった」と岩元慎一監督。そんな地道な改革が大学トップ級に押し上げた。
「一人でも冷静にレースを組み立てられる。全国レベルのチームという自信がついた」と篠原。この日も強さは揺るがなかった。1―3区はしっかりと流れをつくり、9秒差を追い掛けた篠原は巧みな駆け引きで逆転。一人旅となった5区谷口亮らも守りに入ることなく、終始攻めの走りを繰り広げた。
会心の駅伝を励みに、悲願の大学ナンバーワンを目指す。「精神的にも肉体的にも鍛え、昨年以上の成績を狙っていく。それだけの力がついてきた」と岩元監督。さらなるレベルアップへ意欲をみなぎらせた。(鳥原)
【写真】4区で京セラ国分スポーツクラブの小倉千春(右)をかわしトップへ躍り出る第一工業大Aの篠原正大=2キロ付近
■宿敵“国分”破る 都城自衛隊

主力チーム初出走の3区中村大樹が奮起した。これまで国分自衛隊に大差をつけられてきた鬼門区間。4位でたすきを受けると「とにかく前について走ろう」と粘りの走りで順位を死守した。3位の国分自衛隊とは12秒差。4区の樋口亨が区間賞の走りで「ライバル対決」に決着をつけた。
「最後に離されたけど合格点かな」と中村。3月の鎮西駅伝(長崎)で再びしのぎを削る。野辺監督は「勝てた収穫は大きいが、もう一度挑戦者のつもりで挑む」と気を引き締めた。
【写真】都城自衛隊の3区中村大樹(左)から4位でたすきを受ける樋口亨。4区で区間賞を奪い、順位を1つ上げた=第3中継所
■長い区間で粘り 大牟田高A

長丁場が多い霧島路に「1人で押し切る走りをしてほしい」。赤池監督の期待にエース候補が応えた。実力者ぞろいの4―7区で次々と区間5位内に入り「粘り強く積極的なレースを見せてくれた」と喜ばせた。
全国高校駅伝で優勝5度の古豪も、この5年間は入賞から遠ざかっている。7区中山祐介は「もっと駅伝に強い選手を目指して努力していきたい」と10カ月後の都大路を見据えた。
【写真】大牟田高Aの6区杵島凌太(左)からたすきを受け取り、健闘をたたえ走りだす中山祐介=第6中継所
■タレントも力走

東国原知事も宮崎県庁Aの最終走者として力走。2年連続3度目の出場を果たし「沿道から応援していただき、気持ちよく走れた」と感謝していた。
【写真】沿道の声援に応え、力走する道の駅都城のアンカー猫ひろし=都城市役所前
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