朝青龍の“崖っぷち”からの復活優勝で盛り上がりをみせた大相撲初場所。その余韻残る中、きのうまた十両力士が大麻所持容疑で逮捕され、相撲人気復活に冷水を浴びせた。
残念だが、他の力士たちには次の春場所でいい相撲を取って嫌なムードを吹き飛ばしてほしい。その春場所の番付編成会議が先日開かれた。県民の関心を集めたのは、小林市出身の春日国(27)=本名・安冨勇太さん=が、十両昇進を果たせるかどうかだったろう。
初場所は東幕下五枚目で、6勝1敗の好成績。本県出身者では高鍋町出身の元関脇・金城(栃光)以来22年ぶりの関取誕生に期待がかかった。しかし、新十両になったのは、全勝優勝した東幕下筆頭の隠岐の海だけ。あと一歩だった。
春日国は、日章学園高時代は野球部に在籍。同校を卒業後、2000年3月場所で初土俵。3年後に幕下に昇進しこれまでも何度か十両に手が届くところまで行った。だが、4年前には、けいこ中に目を負傷するなど不運にも見舞われ幕下上位にとどまっていた。
春場所では幕下筆頭へ。幕下上位は壁が厚く、初場所も優勝争いは混戦だった。しかし春日国は、この数年で得意の突き押しだけでなく四つ相撲にも磨きをかけてきた。2年間、横綱白鵬の付き人をしたこともいい刺激になったという。
昨年末、帰省した際には家族に「絶対昇進したい」と、決意を語った。優勝して涙した朝青龍のように、ひときわ大きな意味を持つ場所での重圧は横綱も幕下も変わらない。春日国もそれをはねのけ、厚き壁を今度こそ突き破ってほしい。
2009年01月31日
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