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(2008年12月16日付)
■豊田自動織機初V OKI出遅れ22位

 陸上の全日本実業団対抗女子駅伝は14日、岐阜長良川競技場発着の6区間、42・195キロに27チームが参加して行われ、豊田自動織機が最終6区で永田あや(小林高卒)が区間賞を奪う力走で逆転し、2時間14分17秒で初優勝した。7度目の優勝を目指した三井住友海上は36秒差の2位。5区で赤羽有紀子が区間賞を奪ったホクレンが3位に入った。OKIは1区の宮内洋子が20位と出遅れ、その後も順位を上げれず、2時間22分19秒の22位だった。

 2区で1位に立った三井住友海上は3区の渋井陽子の快走で独走態勢を築いた。4区を終えて1分4秒差の2位だった豊田自動織機は5区で脇田茜が順位を3位に下げながらも9秒差に迫り、アンカーの永田あやが1・5キロ付近で首位を奪ってそのまま逃げ切った。

 4位は天満屋、5位は第一生命。福士加代子のワコールは7位だった。

 ▽成績
(1) 豊田自動織機(新谷、青山、ケバソ、宮崎、脇田、永田)2時間14分17秒
(2) 三井住友海上 2時間14分53秒
(3) ホクレン   2時間15分19秒
(4) 天満屋    2時間16分29秒
(5) 第一生命   2時間16分35秒
(6) アルゼ    2時間17分26秒
(7) ワコール   2時間17分27秒
(8) 資生堂    2時間17分47秒
(22)OKI    2時間22分19秒

 【区間1位記録】
 ▽1区(6・6キロ)クリスティーニ・ムヤンガ(パナソニック)20分20秒
 ▽2区(3・3キロ)  高吉理恵 (三井住友海上)     10分14秒
 ▽3区(10キロ)   渋井陽子 (三井住友海上)     31分41秒
 ▽4区(4・1キロ)  栗栖由江 (天満屋)        13分 0秒
 ▽5区(11・6キロ) 赤羽有紀子(ホクレン)       36分17秒
 ▽6区(6・595キロ)永田あや (豊田自動織機)     20分35秒


■最近10年の実業団女子駅伝優勝チーム

1999 沖電気宮崎  2時間15分42秒
2000 三井海上   2時間16分13秒
  01 三井住友海上 2時間15分45秒
  02 第一生命   2時間14分 0秒
  03 三井住友海上 2時間13分38秒
  04 三井住友海上 2時間13分17秒
  05 三井住友海上 2時間13分55秒
  06 資生堂    2時間14分 0秒
  07 三井住友海上 2時間14分 3秒
  08 豊田自動織機 2時間14分17秒

(注)チーム名は優勝当時


■アンカー永田(小林高卒)逆転 鮮やか快走区間賞

 自身のブレーキで昨年の全日本大会を逃した無念が豊田自動織機の脇田にはあった。5区で1分4秒も先にスタートした三井住友海上を「チームのために少しでも差を詰めよう」と追い掛けた。指導する佐倉ACの小出代表は20秒程度の差なら逆転可能とみていた。脇田は順位こそ2位から3位に落としながらも9秒差まで詰め寄った。

 アンカーの18歳の永田は「早く勝負をかけよう」と1キロすぎに首位へ。スピードを緩めることなく初優勝の歓喜のゴールに飛び込んだ。

 脇田や今回1区3位の新谷ら、超高校級の選手を集めながら、思うように力を引き出せずにいた。小出氏は昨年の東日本大会で落選した翌日から「来年は優勝を狙える」と選手を乗せる一方で「世界を目指す練習より駅伝を目指す練習」に方針転換したという。

 質は保ちつつも量を減らしたことで、まだ未成熟の20歳前後の選手ばかりのチームは故障者が減った。小出代表は「底上げした結果が出た。みんなで勝ち取った成績」と胸を張った。

【写真】2時間14分17秒で初優勝し、ガッツポーズでゴールする豊田自動織機のアンカー永田あや=岐阜長良川競技場


■7度目制覇逃す

 2連覇を狙った三井住友海上は2位に終わった。

 2区で高吉が首位に立ち、3区のエース渋井が区間賞を獲得する走りで独走態勢に入った。渋井は「うしろは強い選手がいて並ばれたらどうしようかなと思った。トップでもらってトップで渡すのは難しい。自信になります」と笑顔を見せた。

 ところが、5区で後続に一気に差を詰められ、最終6区で逆転を許して7度目の優勝を逃した。会心の走りが実らなかった渋井。今後は大阪国際女子マラソンに照準を合わせて調整する。


■区間5位苦笑い

 3区を走った福士(ワコール)は区間5位。本来の動きとはいえず「出来はよくわからない。本当はもっと速く走りたかった」と苦笑いを浮かべた。

 左足裏などの故障も影響したようだが「どんどん行くしかない」と気にする様子はなかった。北京五輪を終え、トラック女王の次の目標が注目されるが「マラソンは考えていない」と言い切った。


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