問題。日本人の平均寿命80歳まで生きたときの総心拍数はいくつ? また、2人の父母、4人の祖父母、8人の曾祖父母と足していったとき20代
最初の答え。1分間に70回とすると、29億4336万回。2問目の答えは209万7150人。29億回動く心臓が一分止まっただけでも、また209万人の先祖の一人が欠けても私たちはこの世には存在しえないという命の重さを説いた教え。
かつて高鍋町にある称専寺の栗田正典住職から聞いた話だ。そんな天文学的数字をも秘めた深遠な命だからこそ大事にせねばならないということか。だがその命が本県で1年に、400近くも自死によって失われているという現実がある。
そんな悲劇を一つでも減らしたい。きょうから自殺予防週間が始まる。自殺防止に取り組む県自殺対策推進協議会は16日までの期間中、東国原知事が自殺防止を呼びかけるテレビCM放映や対策フォーラムの開催、懸垂幕の掲揚などを通して県民へ啓発を行う。
これに先駆けて、きのうから県庁本館一階で始まったパネル展「自死者のメッセージ・遺族語る」は県外の五人の自死者の人柄や遺族の思いなどを紹介。国際ビフレンダーズ宮崎自殺防止センターの特別電話相談もすでに始まっている。
本県の自殺率が全国2位という数字が独り歩きし本県のイメージと絡める向きもあるが、問題はそんなことではない。自死に追い込まれる人のことをしっかり理解し、防止に向けて地道ながらも着実な取り組みへとつながる週間としたい。
2008年09月10日
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