にわか雨がよく降った。宮崎市内では8月雨が降らないのは7日間だった。定まらない空模様に困ったのは屋外の行事。迷ったあげく決行し雨に遭って参った団体もあった。
にわか雨は積乱雲や積雲がもたらす。積雲も発達すれば積乱雲になる。どちらも雷雲という呼び方をされる。民主党の代表選挙は一天にわかにかき曇って雷鳴がとどろき、きのう告示となった。首相の菅さんと、前幹事長の小沢一郎さんの二大雷雲の対決である。
猛暑など異変の多い夏だった。が、晩夏の空模様がこうも変わるとは思ってもみなかった。前首相の鳩山さんが2人の間を行き来して電気を通した。二つの雷雲がもぞもぞする。ほぼ同じ電圧と思いきや鳩山雲は小沢雲に吸い込まれた。
「昔世話になった」という私的な理由らしい。世論調査ではうらはらに菅雲を支持する人が圧倒的に多かった。そこに出てきたのは「挙党一致」の雷鳴。小沢雲から発したようだ。聞こえはいいけれど早く言えばポストの要求だった。トロイカ方式の稲光も走る。
折しも鳩山さんがロシアから戻った直後だった。よくできた話に加えて、激しい雷鳴が菅雲をしびれさせたのか、要求をのみそうになる。そこへ落雷を思わせるような世論の大雷鳴が響く。安堵(あんど)して居眠りをしかけた菅雲は目が覚めた。
直接対決の場となった立候補の会見は互いに本気度を見せるいい機会だった。選挙後に一致協力するのはいいとする。ただ、この国の諸事情をみれば余裕はない。党を割るくらいの気迫や覚悟をもって電光石火の成果を生む政権を求めたい。
2010年09月02日
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