くろしお

2010年09月02日

 にわか雨がよく降った。宮崎市内では8月雨が降らないのは7日間だった。定まらない空模様に困ったのは屋外の行事。迷ったあげく決行し雨に遭って参った団体もあった。

 にわか雨は積乱雲や積雲がもたらす。積雲も発達すれば積乱雲になる。どちらも雷雲という呼び方をされる。民主党の代表選挙は一天にわかにかき曇って雷鳴がとどろき、きのう告示となった。首相の菅さんと、前幹事長の小沢一郎さんの二大雷雲の対決である。

 猛暑など異変の多い夏だった。が、晩夏の空模様がこうも変わるとは思ってもみなかった。前首相の鳩山さんが2人の間を行き来して電気を通した。二つの雷雲がもぞもぞする。ほぼ同じ電圧と思いきや鳩山雲は小沢雲に吸い込まれた。

 「昔世話になった」という私的な理由らしい。世論調査ではうらはらに菅雲を支持する人が圧倒的に多かった。そこに出てきたのは「挙党一致」の雷鳴。小沢雲から発したようだ。聞こえはいいけれど早く言えばポストの要求だった。トロイカ方式の稲光も走る。

 折しも鳩山さんがロシアから戻った直後だった。よくできた話に加えて、激しい雷鳴が菅雲をしびれさせたのか、要求をのみそうになる。そこへ落雷を思わせるような世論の大雷鳴が響く。安堵(あんど)して居眠りをしかけた菅雲は目が覚めた。

 直接対決の場となった立候補の会見は互いに本気度を見せるいい機会だった。選挙後に一致協力するのはいいとする。ただ、この国の諸事情をみれば余裕はない。党を割るくらいの気迫や覚悟をもって電光石火の成果を生む政権を求めたい。

[P.1/1099]

関連記事

powered by weblio


ロード中 関連記事を取得中...

宮崎日日新聞へようこそ

47NEWS 参加社一覧
北海道新聞 |  室蘭民報 |  河北新報 |  東奥日報 |  デーリー東北 |  秋田魁新報 |  山形新聞 |  岩手日報 |  福島民報 |  福島民友新聞 |  産業経済新聞  |  日本経済新聞 |  ジャパンタイムズ |  下野新聞 |  茨城新聞 |  上毛新聞 |  千葉日報 |  神奈川新聞 |  埼玉新聞 |  山梨日日新聞 |  信濃毎日新聞 |  新潟日報  |  中日新聞 |  中部経済新聞 |  伊勢新聞 |  静岡新聞 |  岐阜新聞 |  北日本新聞 |  北國新聞 |  福井新聞 |  京都新聞 |  神戸新聞 |  奈良新聞  |  紀伊民報 |  山陽新聞 |  中国新聞 |  日本海新聞 |  山口新聞 |  山陰中央新報 |  四国新聞 |  愛媛新聞 |  徳島新聞 |  高知新聞 |  西日本新聞 |  大分合同新聞  |  宮崎日日新聞 |  長崎新聞 |  佐賀新聞 |  熊本日日新聞 |  南日本新聞 |  沖縄タイムス |  琉球新報 |  共同通信